第二期HNP杯開幕!!!  

プレイングについて考える

第1期蝉王戦、みなさまのお陰で予選リーグも残り15試合ほどとなっております。

 

以下の文章、私の希望的推測が多分に含まれていますので用法用量を守って適当に流し読んでください。

 

今日は時間切れの話。

蝉王戦で利用している素数大富豪オンラインでは一手あたりの制限時間が60秒で、それを過ぎると自動的に相手に手番が移ります。

その場合、プレーヤが時間切れになった旨のメッセージが出ます。私も何度か見ました。このメッセージは、ゲームにおける一般的な時間切れ(出したい素数があったが操作ミスなどにより札を時間内に出せなかった等)以外の性質を持っている場合があります。

 

それは、情報発信量の少ないパスです。

素数大富豪では場に出ている数に含まれている絵札の枚数によっては、自分に出す権利すらないことがあります。その場合は勿論パスをすることになるのですが、自分の手番が来てすぐにパスしては絵札が足りていないことが周囲に悟られるかもしれません(元々パスするとを決めていることもあるでしょうが)。絵札の枚数についての情報を渡してしまうと、相手に有利にゲームを進められてしまいます。

 

そこで時間切れを活用します。

パスではなく時間切れにより相手へ手番を渡すことで、相手に渡る情報量を少なくすることができるでしょう。状況にもよるのですが、相手は時間切れを額面通り受け取っていいものか迷うかもしれません。言葉通り捉えると対抗できるだけの手札だが、出す順番や出した後のことを考えているうちに時間がなくなってしまった。しかし、捻った見方をすれば、強い札があると思わせることで中途半端な勝負に行きにくくする作戦かもしれない。

ノータイムでパスをしたときに比べると自分の手札情報を極力出さず、相手に悩ませるだけの余地を与えているのですから、なかなかの成果だと思います。

 

遠まわしのパスか時間切れかの含みを持たせ、自分の真意をぼかすことで不利な状況を一分いちぶでも変えることができるかもしれません。

 

時間をきっちり計ることが少ないリアル対戦では上記の手法は使えないです。ただ、これ見よがしに手札の順番を入れ替えてみたり、一枚出しの場でジョーカーを出すかどうかで悩んでいるような素振りを見せることで似たような成果が得られるかもしれませんね。

 

しかし、圧倒的な素数力の前では無力なので注意。