HNP杯 決勝T 決勝 nishimura蝉王対カステラ(7/5)
ついに迎えた決勝戦。
初代HNP杯選手権者を争うのは、リーグⅣを1位通過(全体4位)、本戦トーナメントでは最終勝ち残り者として決勝トーナメント進出をしたnishimura蝉王。
そして、リーグⅡを同じく1位通過(全体2位)、最終勝ち残り者で決勝トーナメント入りを果たしたカステラさん。
nishimura蝉王は予選で平均レーティングが極めて高かったリーグⅣを3勝1敗としますが、同率で3者が並びました。プレーオフを戦い1位を勝ち取ったのち、本戦、決勝と駒を進め、第一期蝉王戦以来のタイトルを懸けた舞台で二冠を目指し戦います。
一方カステラさんは、HNP杯ここまでの6戦を5勝1敗ですが落としたセット数は3と安定した戦いぶり(決勝トーナメントの準決勝で1セット落とすまで、勝利した試合はすべてストレート)。オンサイトの大会ではタイトル獲得歴がありますが、オンラインでは初の決勝の舞台です。
両者はここまで二度の対戦があります。一度目は第一期蝉王戦予選のリーグ17でカステラさんが勝利。二度目が第一期雪華流星戦のファイナルで、nishimura蝉王が勝利し、借りを返した格好となりました。
第1セット
決勝戦nishimura蝉王が先手番。互いに先手勝率は8割を超えており、
n:881288124215(P)、5の倍数をはっきり分かるので、時間に追われたカマトトかもしれない。
カ:1112137771114699(P)
n:455668487、9枚出しで組んでいれば次が重要な一手だ。
カ:997766443、HNP。
n:8KKQJTQTX|X=J
カ:91313111212101113(P)、返せればというところだった。
n:210811#
nishimura蝉王が9枚出しを通して先取。
第2セット
カステラさんが先手。カステラさんのHNP杯先手勝率は驚異の10割。
カ:439、少しでも自信がなければ全出しするのが流行の中、この3枚出しはプレッシャーだ。
n:XTJ|X=K、カマトトしても返すには至らないと踏んだか。切り札がKTJ以下か3枚出しはブラフであることを願うnishimura蝉王。
n:パス
カ:886243#
3枚出しで組みきりカステラさんがタイに戻した。
第3セット
nishimura蝉王が先手。
n:6QQTXJ|X=T、先手を活かした絵札攻勢。
カ:6KQKTJ、しかしこれを返す。
n:パス
カ:84713#
nishimura蝉王の6枚出しにカウンターを合わせ、カステラさんがブレイク。HNP杯へ王手とした。
第4セット
カステラさんが先手。HNP杯まであと1勝。
カ:764A2A3JJ、Aを利用したこの9枚出しが決まるかどうか。通ればカステラさんの優勝で間違いなさそうだ。
n:100121255557(P)、ペナルティ。活かしきれなかったジョーカーがどこか悲しい。
カ:983#
まで、3-1でカステラさんが勝利。
先手勝率10割のまま、初代HNP杯選手権者に輝いた。