第二期HNP杯開幕!!!  

Hokuto対なきゃの(8/7)

先日のHokuto(以下H)さんとの試合の自戦記になります。試合後の感想と踏まえてコメントを紫字にします
22:00開始
 
1セット目
初期手札:A45667TJQKX、問題のない手札。ちなみにダイヤの6とスペードのT以外は全てハートだったので全体的に赤かったです。
 
先手はHokutoさん。
H:64XA|X=2、ジョーカーをここで使うということで4枚出しに自信がありそう
N:6T43、ドロー(=3)して素直に返す。相手のKJQJが濃厚だったが、先んじてKJQJを出しても残りがA45667T(ドロー分も含めればA345667T)で3の倍数で一気に上がるのは厳しい。なので単に6T43~KJQJ~A567のルート取り。
H:KJQJ、切り札はKJQJ。ドロー(=5)してパス。
N:パス
 
H:7T9
まででHokutoさん先勝。
 
2セット目
2セット目は私が先手。
初期手札:A3447889JQXにドロー(=3)してスタート。
 
N:8844379、多めの枚数で圧をかけました。残り手札で上がる体勢を取りつつジョーカーを残したのでまずまずかと思いましたが甘かったかもしれません。
H:8855TQJが素数ではなくペナルティ
 
N:A3JQX|X=J
までで私が2セット目を取りタイに戻しました。Hokutoさんはこれで予選一位通過がなくなりました。
 
最終セット
2セット目に続き私が先手。
初期手札:A24789TTJQKから7QTJKに何か付けて7枚出しで攻めようとするも上手く考えがまとまらずドロー(=8)。
 
N:7QTJK89、結局思わしい手はなく第一感の素数を出す。
H:9QQJTK素数ではなくペナルティ(記録ミスで6枚になってますが、どっかに1枚足されてます)
 
N:4T28A、4T29A(=7*586K)という合成数があり、それに近い数字を出したら出会いました。
 
までで2-1で私の勝ちとなりました。Hokutoさんは三位での予選通過が決定しています。22:09終局とかなり早い展開の試合でした。
 
 
考察
 全体的に判断が甘かったように感じました。
 1セット目は相手が4枚出しで決めようとする局面、自分にKJQXがあることで色気が出てしまった形でした。4枚出しの切り札としてはKTQJ,KJTK,KJQJなど考えられます、前2つについては返すことができました。初手から4-4-3で組む場合、KTQJやKJTKで決めきれる場合も結構あると思いますし、初手に限って言えば有力だとも思います。なので自分がKJQJを持っている場合、4枚出しのラリーに応じる選択肢もアリかもしれません。残り手札が不安な場合は尚更です。
 翻って本譜のように64XAとジョーカーを使用している場合は別です。ジョーカーを手札に残さない時点で、九分九厘KJQJを持っているでしょう。もしKTQJを残すならTとXを入れ替えてKXQJを切り札に出来そうですし、KJTKを残すくらいならKKJやXを手の内に3枚出しで決めきる方が良さそうです。そうしないということはほぼ間違いなくKJQJを持っていることになります。なので、私が6T43と返したのは明らかなミスです。
 では私が取るべき行動は何だったか。選択肢として二つほどあるでしょうか。一つはあえてペナルティを受けKJQJに勝てる合成数を出せるようにする、もう一つはKJQJで先手を取ったのち残った札で一気にあがりを目指す。一概には言えませんが後手番におおいては後者が良いケースが多いのではないでしょうか。先手が有利な素数大富豪で、一度でも手番を握った上で勝つチャンスがあるという状況は貴重だからです。
 本譜でも後者の方が良いように思えます。合成数を狙うには最低でも3枚は必要な札がありそうです(全部は調べていませんが)。KJQJから一気にあがりを目指す場合、残る札が3の倍数だったので躊躇して止めましたが、手番を握った時に1枚、手元にあるグロタンカットをしたあと1枚と最大2枚引けるので3の倍数は回避できそうでした。ですので小さい可能性ではあるものの勝つ可能性が残るようKJQJを出すべきで、悔いの残ru
セットでした。
 2セット目は、四つ子である884437xに9を足して枚数の多さでどうにかしようという目論見でしたが、反動の大きい手でした。これに何かしらで返されると自分の残り札が5枚なので、相手にされるがままでした。これが反動で、敗着になりかねませんでした。代えて884437、これも素数なのでこちらの方がいくらか良かったかもしれません。相手の返す数によってはA3XQ9J|X=Tとあがることができます、しかし大きさが心許なくこれもどうか。
 最終セットは行き当たりばったり感があり不出来でした。7QTJK89のあとの4T28Aが素数だったので勝ちでしたが、違う場合は窮地だったと思います。局後、7KTQJを切り札にする場合を考えていたところKTTQJに気付きました。そうすると残る札が9784A(四つ子)と2に分けられ、9784A~KTTQJ~2と図ったように組めます。これが見えるようになりたいですね、7KTQJの場合、相手にはQJQTKがあった。
 ともあれ、予選3戦3勝となりました。毎回1セット目を落としつつも粘り腰でここまで来ました。最終戦も頑張ります。