第二期HNP杯開幕!!!  

なきゃの対ケン(10/2)

蝉王戦決勝トーナメント、なきゃの(グループ13二位)対ケンさん(グループ17三位)の自戦記となります。
局後、ケンさんからコメント等いただきましたので、なきゃののコメントを、ケンさんのコメントをで記します

昼12時ころの試合でしたが、見に来てくれる方も多かったです。
 
1セット目
13:10、ケンさん(以下K)が先手で試合開始。
K手札:48899TQKKXX
(ケンさん感想:QT9~KKX|X=Jからの勝ち筋を見ていました)


K:QT9、山札から引いていなかったのでKKJがあるだろうことが分かりました。
N:ペナルティ、構成は覚えていませんが山札から一枚引いてから合成数出しをあえて間違え12枚ペナルティを引きました。
この時点で手札はAA222234566677899TTJJQQQKK、KKQを合成数出し(=2^4×29×283)出来るためホッとしていました。
(ケンさん感想:運良くジョーカーを2枚持っていたのでこの時点で勝ち確定の局面でした)


K:K
N:パス、ジョーカーを持っているからこそのプレイングだと察しました。


K:K
N:パス


K:X
N:パス


K:X
N:パス


K:8849、まででケンさんの先勝。ケンさんの初期手札が4889TQKKXXとかなり強かったようなので諦めが付いたセットでした。
(ケンさん感想:初期手札と手番に恵まれた勝利でした)

 
2セット目
2セット目もケンさんが先手。
N手札:A336779TJKK、先手だとKKJを軸に考えますが後手だとどうなるか。
K手札:223555668TTQ


K:TTQ225556683、ペナルティ。偶数が多く厳しそうな手札でした。
(ケンさん感想:流石にどうしようもないので全だしで手札を増やしました)

N:ドローして(Q)、9677TKKQJA33、ペナルティ。これが悪手に限りなく近い疑問手。代えて、引いたQを使いKKQTJを切り札として考えるべきで、これに勝てる素数のKKQKJをケンさんが出すには、K3枚J1枚を用意しなければならず大変だと思います。
(ケンさん感想:この時点での手札は122234455566789TTJQQKXX。偶数が多く組みづらいなあと思っていました)


K:454562629、4つ子素数です。
(ケンさん感想:とりあえず偶数を消費する素数を出します。出してから気づいたのですが、この後A3KTTQJQX|X=Jを出して流れればグロタンカットからの上がりを見ていたので悪くはないなと試合中は思っていましたがこれで流れるかは不安な部分もありました)

N:時間切れ、手札がAAA2333466778899TTJJQKKKと何かしらは出せそうでしたが、絵札の温存を考えているとまとめきれず時間が無くなりました。
(ケンさん感想:助かる)


K:57
(ケンさん感想:この時点での手札は1234589TTJQQKXX。たまたまですがXXKQQJ|X=K,Kを切り札に6枚出しを考えると,854129と10103に分けることができたので勝ちかな、なんて思っていました)


K:854129
N:7TT763、ペナルティ。手札からKKQTJJが出せると思い、その前に何か出そうと適当に出しましたが素数ではなく。山札枚数を考えると甘かったと言わざるを得ません。

K:XXKQQJ│X=K,K、これを上回るにはKが4枚必要なため事実上最強でしょうか。
N:パス


K:TT3
まで、ケンさんが連取しカド番に追い込まれることになりました。
(ケンさん感想:2連勝で心に余裕が生まれます)


3セット目

このセットもケンさんの先手、手番に恵まれません。
K手札ドローして:A2456889JJJK
N手札:A235679TTTQ


K:98864J、残り手札が6枚のため最大でぶつからないとまずそう。
(セットに余裕があるので6枚6枚で組むかあ程度の適当なプレイングで、出してみるとなんと出会います。ラッキー)
N:時間切れ、知っている組が無くグロタンカットを残した上で、素数だった場合に大きくなるように8QT6T9を用意しましたがあえなく時間切れ。(ちなみに素数だった様)


K:5KJA2J
までケンさんの3連勝で、ケンさんが蝉王戦ベスト4進出となりました。


ケンさん局後の感想
1セット目は冷静に安全な勝ち筋を選んでプレイできていたのでよかった。手札も強かったしね。

2セット目は相手の時間切れに救われつつも、さいごはちゃんと読み切りで勝てたのでよかった。手札もよかったしね。

3セット目は運ゲー。こんなので準決勝進出していいのだろうか。

全体としては全試合先手番をもらったのが本当に大きかったです。


以下反省。
1セット目に関しては、特にありません。必敗の局面だったと思います。

2セット目、少し触れましたが相手がペナルティを引いた所で、手札の半分12枚が分かっているのでもう少し考えるべきでした。KKQTJが返ってくるかもと思い全出ししましたが、返されても混戦になる場合がそこそこあると思われ、後手番だったことを考えるとやはり踏み込むのが良かったと思われます。
また、互いに全出しをした後は山札が6枚程しか残らないため、そこを踏まえて立ち回らなければなりませんでした。

3セット目、時間配分をもう少し考えないといけないです。6枚出しを返せていれば57~2T3Aと道筋があったので、相手が一枚引くことになりそれ次第ではありますが、今試合で一番勝つチャンスのある場面だっただけに惜しいです。

総合して、3セット通して実は一度も素数を出しておらず、勉強不足を実感しました。また、アウトプットの時間を縮める努力もせねばならないです。
先手番が一度も無かったという面はありましたが、普段意識してことを実践できず精彩を欠きました。足りない部分は多いですが、次に向けてまた一から頑張ります。